これだけ知ってればOK!Gitクライアントの【GitKraken】の使い方

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この記事で紹介する方法を知れることで、基本的なGitKrakenの操作方法が把握できます。今までGitを使ったことがない方やGitでソース管理をしたことがない方でも分かる内容です。 サンプルとしてGitKrakenでGitを操作する一連の流れをご紹介します。

GitKrakenの注意点

GitKrakenは無料で使えるけど…

GitKrakenは有料のソフトです。無料で使う場合、ソースコードが一般に公開されるタイプのリポジトリ(Public Repository)しか管理できません。ソースコードを一般公開されたくない場合(多くの場合がこっちかと思いますが…)有料版アカウントにする必要があります。

無料でGitKrakenを使いたい場合はこの点を割り切って使う必要があります。まずは無料版を使って気に入ったら有料へ移行してみてはいかがでしょうか。

Mac版(Big Sur)で使うと動作がメッチャ重い…

GitKrakenをインストール後、アプリを起動してみるとめちゃくちゃ重いことに気が付きます。OSにもよるかと思いますが、私の環境だと安定して操作できるのに1分ほど待たなければなりませんでした。

一旦、GitKrakenを終了し、コードをTerminalで打ってもう一度GitKrakenを起動することで重たい症状が解消しました。

codesign --remove-signature /Applications/GitKraken.app/Contents/Frameworks/GitKraken\ Helper\ \(Renderer\).app
GitKraken is very slow since macOS Big Sur update – Stack Overflow

現時点では英語版しかない

令和3年1月3日時点でGitKrakenは英語版しかありません。日本語パッチ等探せばあるかもしれませんが、今の所英語表記に慣れながら使うしかなさそうです。

GitKrakenの基本操作

イニット(init)

一番最初に行う作業がイニットです。この作業を行うとディレクトリに.gitというgitの設定ファイル一式が出来上がります。

【Start a local repo】をクリック

例)リポジトリ名:blog で作成

GitKraken UI
Init → Local Only → Name (ディレクトリ名を入力)→ Initialize In(ディレクトリを指定) → Create Repository
GitKraken_UI
ローカルにblogというリポジトリが作成される
作成されたディレクトリの中に【README.md】ファイルが作成される
GitKraken UI
不可視ファイル【.git】が作成される(この中にgitの設定ファイルが格納されている)

ファイル(hello.txt)を追加しステージング → コミットする

GitKraken stage file
ファイル(hello.txt)を追加すると【+1】が表示される → Stage all changes をクリック
Commit changes to file
Commit changes to 〜 file をクリック
commit log
コミットの完了

コミットを取り消す(元に戻す)

Gitkraken Reset Commit
もとに戻したいコミットの上で右クリック → Reset main to this commit → Hard – discard all changes をクリック

ブランチを作成する

Create Branch
ブランチを作りたいコミットの上で右クリック → Create branch here

ブランチを切り替える

Branch Change
切り替えたいブランチをダブルクリック

マージする

Marge Branch
new_branchからmainへマージする場合、new_branchをmainへドラッグランドドロップ
Merge Branch
Merge new_branch into main をクリック

以上、GitKrakenによるGit操作説明になります。