開発ブログ

PHPについて知っておこう！PHPでできる事とは？

2021年1月15日

プログラミングをするための言語は、数多く存在します。まずはどの言語がどのようなプログラミングに向いているのかを、理解することが大切です。また、併せて言語の将来性なども知っておくといいでしょう。今回は数あるプログラミング言語の中でも、PHPについて解説していきます。

PHPの特徴は？

いくつもあるプログラミング言語の中で、WEBサービスを開発できるPHPは人気が高く、初心者向けであるともいわれています。初心者におすすめなのは、文法がわかりやすくほかの言語に比べてプログラムを作りやすいからです。とはいえ、上級者にも扱いやすく使い勝手は抜群です。

特徴①動的サービス

PHPはブログやホームページに適した言語であり、WEBサイトなどでは動きのあるサービスを提供できます。そのため、需要が多いのが特徴です。HTMLと似ていますが、HTMLは動的なプログラムができないため、WEBでの機能が制限されてしまうのが残念な部分です。しかしHTMLとPHPを組み合わせて使うことで、プログラミングの幅が大きく広がるでしょう。一つのページに多くの情報を詰め込むことができるのが、大きな特徴であり魅力です。

特徴②サーバーサイドで実行

PHPはサーバーサイドでコードが実行される、スクリプト言語です。同じようなWEBサイトを構築できるプログラミング言語の一種であるJavaScriptは、PHPとは異なり送られた側でコードが実行されます。そのため、PHPとは違って送られた方からもどのようなコードで書かれたかが丸見えになってしまいます。

PHPを使うためには

PHPは何も処理をしていないパソコンでは、扱うことはできません。PHPがインストールされたWEBサーバーを用意する必要がります。すぐには用意できないけど何とか早く始めたい、という時にはPHPをすぐに使えるサーバーをレンタルすることもできるため、利用してみるといいでしょう。

PHPを使ってできること

習得すれば仕事はたくさんあるというけど、具体的に何に使えばいいかわからないということはないでしょうか。そんな人のために、PHPを使用してできることを見ていきましょう。

HTMLソースコード生成

PHPを使用することで、動的なWEBページの作成が可能になります。お問い合わせフォームのように相手がコメントを書き込んだことに対して、こちらから返信を送ることができる、などのページを作成するにはPHPは必須であるといえるでしょう。自動返信機能やショップをWEBで運営する際のお買い物機能などにも、PHPが使用されています。ブログの新着お知らせ機能や、新しく書いた記事を一覧の上に持ってくるなどもすべてPHPを使用することで実行できるでしょう。とはいえ、基本的にWEBページ自体はHTMLソースコードを作成できるので、何もかもをPHPで作成する必要がありません。むしろHTMLで作成するページの一部分だけをPHPで作成することで、うまくWEBページを作ることができるでしょう。

連携により簡単にWEBサイトの作成

通常WEBサイトは、さまざまなデータベースと連携をしています。分かりやすいのは掲示板やニュースのサイトで、これらはデータベースに記事を記録させていてサイトにアクセスがあれば、PHPを使ってデータベースにアクセスして必要な情報を開示しています。またブログやホームページを簡単に作れることで知られている「WordPress」も、MySQLと呼ばれるデータベースと連携していて、PHPを使って情報を取り出しています。また、クライアントから送信された情報をデータベースに保存しておくことができるのも、HTMLに開示できるのもPHPの特徴です。

PHPが役立つ具体的な仕事は？

PHPの利点は、ほかのプログラミング言語にも応用がきくことです。さまざまなプログラミング言語がある中で、将来性もあり安定した需要があるため、多くのプログラマーが習得しています。

WEBアプリケーションの開発

PHPを必要とする仕事の中でも、需要が高いのがWEアプリケーションの開発や構築といった作業でしょう。もちろんアプリケーションだけではなくWEBサイトの開発・構築にも使用されています。中には業務システムの開発や、ゲームの開発などにも使用されることもあります。どの仕事も重要な仕事であり、需要も多くある仕事です。 PHPはWEBアプリケーションやサイトの作成に特化したプログラミング言語といっても過言ではなく、初心者にも簡単に扱えるうえに上級者になっても必要となる言語です。そのためIT業界ではPHPが扱えるというだけで、プログラマーとしての仕事を見つけることもできるでしょう。

PHPのメリットは？

PHPを扱うということは、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのかをきちんと理解し、最大限メリットを生かせるようにしましょう。

メリット①シンプルで扱いやすい

PHPの大きなメリットといえば、文法がシンプルで扱いやすいことでしょう。プログラミング言語の中には、プログラマーを目指す人にとっても何を書いてあるのか、何を表しているのか全く理解できないような難解な言語もあります。その点PHPであれば、初心者でも扱えるほどにやさしく、簡単な構文で構成されています。

メリット②情報が多く習得しやすい

PHPはプログラミング言語の中でも、非常に人気の高い言語です。そのためWEB上には情報が多く乗っており、プログラミング教室などでも教えているところが多数あります。情報を集めやすく習いやすいというのは、これからプログラマーを目指す人にとっては、大きなメリットであるといえるでしょう。

メリット③仕事を見つけやすい

プログラミング言語は、難解で習得が難しいものであればいいというわけではありません。たとえ難解で習得が難しい珍しい言語を習得していたとしても、需要がなければ就職することができないでしょう。その点、比較的習得が簡単なPHPは需要も高く、就職先を見つけやすいというのも大きなメリットといえます。さらに豊富な仕事先があるために、フリーランスとしても活躍することができるのも、PHPの魅力です。

PHPのデメリットは？

PHPにはメリットだけでなく、当然デメリットもあります。メリットばかりを見るのではなくデメリットもきちんと理解したうえで、PHPを習得することをおすすめします。

デメリット①WEBサービス以外には需要がほぼない

PHPはいわゆる特化型のプログラミング言語であるために、WEBアプリケーション・WEBサイトの開発や構築意外には大して需要がありません。そもそもそのほかのプログラミングには、向いていないからです。例えばスマホアプリを作りたいという人や、複雑なゲームをを開発したいという人は、別のもっと向いている言語を習得する方がいいでしょう。

デメリット②自由度が高い

自由度が高いというのは、好きにいろいろなことができるということにもなり一見するといいことのように思えます。しかし、PHPでいえば書く人によって、同じ処理をしたいときでも違った書きかたになることもあります。そのため知らないうちに大きなバグを見過ごしてしまっていたり、危険なコードをそれと知らずに書いてしまったりといったことも起こる可能性があります。こういった危険を防ぐためには、必ず二重、三重にデバッグをするようにしてください。きちんとした対応をすることで、デメリットではなくなります。

まとめ

PHPを用いてWEB制作するということは、会員登録やお問い合わせフォーム、コメントなどを活用するということです。個人情報を取り扱うこともあるため、セキュリティには十分注意しましょう。いくつかのデメリットはありますが、きちんと対応すればどれも問題ない範囲です。PHPは初心者でも取得が難しくなく、今後の需要も見込める優秀なプログラミング言語であるため、プログラマーを目指すのであればぜひ、習得しておきましょう。プログラミング言語の習得には、その言語がどのような特徴があり、どのような場面で必要となるのかを知っておくことが大切です。